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パピラ

コケ植物の話が続きます。

朽ち木の表面を覆っている、マットのようなコケ。
これは、エダウロコゴケモドキといいます。
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近くで見ると、糸のように細いものが密集して生えているように見えます。
ヒゲゴケ科に分類されています。

顕微鏡で40倍に拡大すると、その1本1本はこんな形をしています。
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このコケの面白いところは、この葉の表面にあります。
この一枚の葉をちぎってプレパラートをつくり、600倍で観察してみると、なんとひとつひとつの細胞の表面に1個ずつ、突起があるのです。
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これは、突起を真上から見ているので、よく分からないかもしれませんが、ピントをわずかにずらしながら観察すると、緑色の丸いものが立体的になっているのがわかるのです。
この突起をパピラと言います。

本当なら、葉の切片をつくって、横から観察できれば突起がよく分かるはずなのですが、それをつくる道具も技術のないので、素人はここまでが限度です(T_T)

せめて極細精密ピンセットくらい欲しいな〜と思って、ネットで検索してみたら、ひとつ8,100円でした。
2個は必要ですから、16,200円かぁ。高いな・・・。

実はこの葉1枚をちぎるのも、双眼実体顕微鏡40倍で覗きながら、カッターで先を細く削った爪楊枝を2本使い、大変苦労して茎から引きちぎったのです。
手元にある最も先の細いピンセットを使っても、バットの先でサクラの花びらをつかむようなものなのですから。
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by Rika_Joppari | 2008-11-21 03:39 | 植物