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乾電池で電球

今日は青森県総合学校教育センターに、雑誌「Rika Tan」の編集長でもある左巻武男さんが講演に来てくれました。
そこで、「Rika Tan」9月号に掲載されている「乾電池で白熱電球がつけられるか」という実験を行いました。

雑誌では、「1.5Vの乾電池を70個直列につなげば約100Vになるので、コンセントからとった交流電流とほぼ同じ明るさでつきました」となっているのですが、同じようにやってみたら今日はなんと、つきませんでした。

「おかしいなぁ〜。」

と言いながら、前回と今回の違いを考えると、前はアルカリ電池が70個だったのに、今日はマンガン電池が10個混ざっていました。
左巻さんは、「マンガン電池は内部抵抗が大きいから、きっと電流が流れにくくなっているのだろう」と予想し、マンガン電池を取り除いて、残りの60個を再びつないでみたところ、今度はやっぱり、ちゃんとつくではありませんか!
乾電池で電球_c0171980_2256323.jpg


マンガン電池とアルカリ電池は、こんなにも違うものなんですね。
これはすごい発見でした。
失敗から新しい発見が生まれるって、本当ですね。

そして、これは2.5V用の豆電球に100Vの交流電流を流したものです。
乾電池で電球_c0171980_19484657.jpg


当然豆電球は一瞬で切れますが、中のフィラメント(タングステン)が熱で蒸発して、内側に薄い膜となって貼り付き(蒸着といいます)鏡のようになっているのです。

今日は楽しい実験を、たくさん紹介していただきました。
by Rika_Joppari | 2009-10-07 23:02 | 実験・観察・研修