山歩きをすると、普段あまり目にすることのできない情景に出くわすことがあります。
今回の有珠山・昭和新山でも、さまざまな場面に出くわしました。
理科好きの集団ですから、動植物に目が行くのは当然なのですが、その興味は足下に転がる動物のフンにまで及びます。
「あ、キツネのフンだ。この粒はイチゴ系の種だな。」
「こっちのフンにはネズミの毛が混ざってるよ。」
・・・ってな具合です。
もちろん写真もパチパチ撮られています。
有珠山山頂付近では、キツネの頭の骨がゴロンと落ちていました。
肉食の鳥がここまで運んできたのでしょう。
これもちょっとグロいので写真は載せられませんが・・・(^^;
有珠山のふもとでは、ネズミのほぼ全身の骨を見つけました。
これはペリットでしょうか?
それとも、食われて死んだものが白骨化したのでしょうか。
椎骨や肋骨、足の先、顎の骨などが判別できます。
見たくない人、ごめんなさい。
そして、かなりみんなが沸いたのはこれです。
同行した中学生が持っていたカメラのフードに、ハエが産卵していたのです。
みんなでルーペを回して拡大して観たりして、大騒ぎです。
よく観ると、卵の先端に黒い目玉が2つ見えるので驚きです。
そこは昭和新山の山頂付近で、そのすぐ横ではこのように正しく火山を学んでいる人たちが居るというのに・・・。