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弘前だんぶり池

弘前市には、休耕田を活用し、自然再生のためにつくったトンボ池「だんぶり池」があります。
「だんぶり」とは、津軽弁で「トンボ」のことです。
学校図書の中学校3学年理科の教科書にも、この「だんぶり池」が載っています。

地域や市民ボランティアの協力を得て、平成13年からだんぶり池再生活動がはじまりました。
他から一切生物を持ち込まず、自然の回復力によって遷移していくままにまかせているこの池は、成功している例のひとつです。
昨日は夕暮れ時から3時間ほどこの池で生物の観察をしながら過ごしました。

暗くなると、のどを大きく膨らませて低音で鳴いていたツチガエル。
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こんな風にライトトラップをかけると、たくさんの水生昆虫が集まってきます。
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最初に集まってくるのはトビケラ、そしてカゲロウ。
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夜遅くなると、ガがたくさん集まってきます。
時間によって集まる昆虫が変わるのも面白いですね。
こんなスズメガもやってきました。
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写真には撮れませんでしたが、ゲンジボタルもいくらか飛んでいました。
もちろん、今期はじめて見ました。
あと1ヶ月くらいすると、ホタルがたくさん飛び交うのが見られるはずです。
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by Rika_Joppari | 2012-06-29 17:00 | 自然

みずみずしい草花

十二湖の調査はキャンプの予定でしたが、まさかの大雨で仕方なく前回と同じ深浦の研修所に泊まりました。
翌朝、雨は止んでいましたが、露に濡れたアカツメクサがキラキラ輝いてとってもきれいでした。
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今日はいい天気になるかと思いきや、十二湖に近づくにつれてどんどん雲行きが怪しくなり、やはりぽつぽつと冷たい雨が降ってきました。
王池の調査は雨の中、ボートの水をかき出すところから始まりました。

池のまわりを歩いていると、朽ち木を覆うように、何ともきれいなコケと林立している蒴が目に飛び込んできました。
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名前を同定できないのが悔しいところです。
どなたか教えてください(- -;

ハクウンボク エゴノキでしょうか、枝にたくさん幼虫のゆりかごがぶら下がっていました。
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葉を途中まで切り、きれいに巻いて包んでいます。
器用ですね〜。
小さな昆虫にどうしてこんなことができるのでしょうか。
中を開くと、こんな幼虫が出てきました。
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また包んで返しておきます。
ゆりかごを開いちゃって、ごめんなさい。
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by Rika_Joppari | 2012-06-28 01:15 | 植物

モリアオガエル

十二湖の小さな池では今、モリアオガエルの産卵の季節です。
この土日、あいにくの雨でしたが十二湖の調査に行ってきました。

湖畔にせり出した枝には、大きな卵塊があちこちにぶら下がっています。
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産卵のときは、1匹のメスガエルにオスが何匹も重なっているそうです。
この枝は人気の産卵場所なんでしょうね。
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この泡が、孵化するまでの卵を守っています。
表面は乾燥してすこし硬くなっていました。
もう中では孵化して、オタマジャクシがうごめいているのではないでしょうか。
雨が降ると、オタマジャクシがポタポタと湖に落ちてくるのです。
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足下に、少し大きくなったオタマジャクシが泳いでいました。
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落ちたオタマジャクシの多くは天敵に食べられてしまうのでしょうが、変態してカエルになると樹上に上がって暮らします。
今日は残念ながら、成体を見ることはできませんでした。
次の機会には見たいですね〜。
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by Rika_Joppari | 2012-06-25 01:37 | 動物

ニホンザリガニ

岩木山から下山後、嶽温泉の周辺でニホンザリガニを探しました。
今や外来種のアメリカザリガニにすっかり追いやられて、絶滅危惧種に指定されています。

鬱蒼とささ竹が生い茂る薮を漕いで、水流を探しますが、なかなか見つかりません。
場所を変えて何度も薮に入っていき、日が落ちる少し前にやっと見つけることができました。
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今の時期はちょうどメスの抱卵時期なので、オスメスの区別はすぐにわかります。
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たくさん赤ちゃんを孵してあげてね。

ニホンザリガニにしか寄生しないヒルミミズという寄生虫がいます。
ということは、当然ヒルミミズも絶滅危惧種ということになります。

寄生虫というのは、本来宿主を殺しません。宿主が死んだら、自分の住むところが無くなるからです。
ところが、日本住血吸虫は人に寄生し感染症を引き起こすため、日本国内では撲滅されました。
これをひとつの生物の種と考えたら、撲滅ではなく保護しなければならない生物です。
結局人は、好む生物は保護し、好まない生物は撲滅させ、極端にいえば好き嫌いで選んでいることになりますね。
住血吸虫が人を死に追いやることになったのは、自然界に人が無理矢理入り込んだためではないでしょうか。

とは言っても、自分は住血吸虫症にはかかりたくはないし、やっぱり撲滅は必要だとは思いますが・・・なんか矛盾していますね。

難しい問題です。
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by Rika_Joppari | 2012-06-21 22:08 | 動物

岩木山のお花畑

先週末は高山植物の花を見に岩木山に登りました。
まだ雪渓のあるコースは避けて、今回は景色はイマイチですが嶽温泉からのコースで行きました。

ひたすら森の中を歩き、駐車場近くまできて、やっと小さな花を見つけました。
コミヤカタバミだと思います。
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駐車場につくと、咲き始めのハクサンチドリがお出迎えをしてくれました。
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駐車場からさらに登山道を登っていくと、可憐なツバメオモトがひっそりと咲いています。
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山頂近くには、あちこちにミヤマキンバイが目立つ黄色い色で存在をアピールしていました。
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お腹もすいてきてかなりバテ気味でしたが、最後の力を振り絞ってやっと登頂。
たくさんの甲虫が飛び交っていましたが、それらを無視しておにぎりにかぶりつきました。
スケールを置くのを忘れましたが、1.5cmくらいの大きなナミテントウがブンブン飛んでいます。
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下山途中遠回りをして、お花畑に足を伸ばしました。
ここはミチノクコザクラが満開でした。
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白いミチノクコザクラも発見!
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ここに来るには雪渓を横切らなければならないので、この美しいお花畑は私たちの貸し切りでした。
雪の斜面を背中で滑り降りるのも楽しいアトラクションなのに。

まあ、戻るときの上りは考えないことにしてw
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by Rika_Joppari | 2012-06-19 17:47

岩木山の雪形

さすがに6月も2週目になると、「今日は暑いね〜。」というあいさつが頻繁にかわされるようになります。
ここ数日で、岩木山の雪形もみるみるうちに少なくなり、今年は撮ろうと思っていた時期を逸してしまいました。

今朝は天気がよかったので、久しぶりに2階の窓から岩木山を撮りました。
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昔の人は、この雪形を見ての作業をしていました。
見える形の変化を見ながら作業の開始時期を決めたり、凶作を予想したり。
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これは誰が見てもわかりそうです。
「ツバメ」の形が見えますか。
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「ツバメ」の右下には「下りウサギ」が見えていたはずですが、もう融けてしまっています。

古代ギリシャ人が星を繋ぎ合わせて星座をつったように、昔から津軽人も想像力豊かに様々な形を連想したのでしょうね。
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by Rika_Joppari | 2012-06-11 22:52 | 風景

クマムシ

今日は近くの駐輪場でギンゴケを取ってきて、クマムシを観察しました。

近頃は密かにクマムシ好きが増えているとか。
ムチムチのからだに短い脚を動かす様子は、ホントかわいらしい姿です。
クマムシのゆるキャラがあってもいいなと思います。

双眼実態顕微鏡なので、ちょっと小さくてよくわからないかもしれませんが、これがクマムシです。

顕微鏡で観ると、4対の脚に鋭いかぎ爪が2本あるのがよくわかりました。
咽頭には針のようなものを隠していて、ワムシなどにそれを刺して、エサにしているそうです。
乾燥させると樽状になって固まり、何年でもそのまま乾眠状態で生き続けるのだそうです。
今日は乾燥させて乾眠状態にしたあと、水を垂らして再びムクムクと動き出すところを観察しました。

これもまた、不思議な生き物です。
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by Rika_Joppari | 2012-06-07 23:08 | 実験・観察・研修

ボルボックス

1年半ほど前にボルボックスをいただいたのですが、だんだんと数が減ってしまい、なす術もなくそのまま放置状態になっていました。

ほんの小さな個体が2〜3個見えるだけだったのですが、先日ちょっと肥料をあげたら、みるみるうちに殖えてきました。

ペットボトルの中にたくさんいるのが見えますか?
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顕微鏡150倍で見ると、こんな感じです。
iPhoneなので、あまり鮮明に写っていませんが (^^:
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カバーガラスの脇からはみ出した水に、小さいのが1つ動いていました。


数千個の体細胞が鞭毛を外側に向けて球状になり、こうしてクルクル回転しながら移動するなんて、不思議な生物です。
そして、葉緑体を持ち、光合成をします。
しかも、とっても美しい。
いつまで見てても飽きませんよ。
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by Rika_Joppari | 2012-06-07 22:52 | 実験・観察・研修

カミツキガメ

カミツキガメは特定外来生物で、千葉県にはこのカメが実にたくさん生息しているようです。
大学の生物研究室では、研究のために駆除されたカミツキガメを千葉県から分けていただいています。
そして解剖されたカミツキガメは、今度は研究室で処分に困っているという話を聞きました。

そこで、とりあえず冷凍して保管されていたカメの甲羅と脚を分けてもらいました。
もちろん、骨格標本をつくるためです。

そして、先日ようやく標本が完成しました。

甲羅の表はこんな模様です。
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そして、裏側。
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こうして見ると、スッポンはかたい甲羅の代わりに皮で覆われているというのがよくわかります。
裏から見ると、スッポンとまったく同じなのですから。
なんかすごく納得。

左腕です。鋭い爪ですね。
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そして左脚。
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これ、まず試しに一番小さい個体をもらってきたのでした。
まだこれより大きいものが、たくさんあったみたいです。
しばらくカメの標本にハマりそうw
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by Rika_Joppari | 2012-06-06 21:01 | 動物