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気になる結晶

少し前に、ある中学校の公開研究会に参加しました。
参観したのは「味噌から食塩を取り出し、減塩しよう」という課題で、その実験方法を考えさせる授業でした。
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1年生なのにしっかりとした理論で話し合いが進められ、実験方法が確立されていきました。
話し合いはホワイトボードを利用して行われ、ある班は最終的にこのようなものを書き上げました。
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他の班もだいたい同じような方法を考えていたようです。
単元の計画では、このあと実際に生徒が実験をして確かめるようでしたが、この日の授業はここまででした。

授業はとても興味深かったのですが、実際には生徒が考えたようにうまくいくとは思えません。
でも、やってみなければわからないので、先月、サークルの例会で実験してみました。

インスタントのみそ汁を作り、それを濾過しました。
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予想通り、ろ液には色がついていました。
蒸発皿に入れて加熱すると、こうなってしまいます。
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生徒はきっとこれで白い結晶が得られると予想したと思います。
ろ液には食塩だけでなく、アミノ酸など有機物も溶けているので、加熱すると黒くなるのは当然です。
生徒はこのことを、実験結果から考察することになりますね。

さて、こうなってしまったら、顕微鏡で観察してもよくわからないので、ろ液を1滴スライドガラスに乗せ、自然乾燥させながら双眼実態顕微鏡で観察していました。

時間が経つと、外側から急に樹状結晶が成長し始め、あっという間に全体が結晶化しました。
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これは一体何の結晶でしょうか?
たかがみそ汁、されどみそ汁。
とっても気になります。
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by Rika_Joppari | 2014-04-19 22:53 | Trackback | Comments(0)

太陽黒点

11月は天気のよくない日が多く、授業時間内で太陽黒点を観察できる日がなかなかとれずに困っていたのですが、先日やっと生徒に見せるチャンスが到来しました。

本校の理科室の窓は南南東を向いているので、午前中は窓から太陽がよく見えます。
そこで、教室は暗幕を締めて暗くし、天体望遠鏡を窓の外に向けて接眼レンズを上に向けると、こんな風に天井に太陽の像を投影することができるのです。
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これで、授業中に理科室で生徒全員で太陽黒点の観察ができるのです。

この日の黒点は、小さめのものが3つほどしかありませんでしたが、全員で確認することができました。
写真では天井の模様が紛らわしくてよくわかりませんが、蛍光灯のところに黒点が見えます。
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30秒も見ていると、太陽の像がどんどん動いているのに気づく子どもが出てきます。
これもまた生徒には感動で、
「すげー、速や!」
って騒ぎ出します。
こんなことで、地球の自転を実感することができるんですよ。

この観察の仕方、是非おすすめです。
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by Rika_Joppari | 2013-12-08 10:06 | 実験・観察・研修 | Trackback | Comments(2)

ダジック・アース

半球のスクリーンに、地球や惑星を立体的に映し出すダジック・アースというものがあります。
先日、このダジック・アースを授業で使ってみました。

単元は中学3年の「エネルギー資源」です。
5時間扱いの単元構成を簡単に示します。
 1時間目:いろいろな発電方法の長所と短所
 2時間目:身近なものから出る放射線の測定
 3時間目:霧箱を使った放射線の観察と原子力発電のしくみ
 4時間目:再生可能エネルギーの長所・短所とエネルギーの有効利用
 5時間目:「ルナリング構想」をもとに、新たなエネルギー開発と科学技術の利用を考える

この5時間目の導入段階で、「地球と月と惑星」の立体映像を使いました。
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火星、木星、木星の衛星イオ、と順に見せ、どの天体も生命が存在できない環境であることを確認し、次の青い地球が太陽系で唯一豊かな水と生命の存在する宇宙のオアシスであることを印象づけます。
次に夜の地球を見ると明るい国と暗い国があり、これはエネルギーの利用において不平等であることを示しています。
そして最後に地球の衛星である月を見せ、いつも見ている月の模様が身近な天体であることを示唆します。
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そして、現在のエネルギー問題を解決する1つの方法として、この月がターゲットになっていることを提起しました。

「もしかしたら、みんなが大人になる頃には、満月はこんな風に見えているかもしれないよ。」
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「え?どういうこと?」
という生徒の声に答えるように、清水建設の「月太陽発電 ルナリング」の説明をしました。
【超未来】月面発電所「ルナリング」月太陽発電&レーザー伝送 清水建設

この後の授業は、生徒たちにこのルナリング構想の長所、短所を挙げさせ、
「月太陽発電ルナリングは、実現させるべき発電方法なのだろうか」
というテーマで、賛成・反対の意見交換をさせ、最後に自分の考えをまとめる、という流れでした。

意見交換では、
「膨大な費用と危険が伴う。月まで行かなくても、地球で今できることをもっと考えるべきだ。」
という反対意見に対し、
「事故があれば大変だけど、美しい地球を未来に残すにはいいアイデアだ。クリーンで大量の電気が無限につくれる。」
という賛成意見など、活発な意見交換で生徒も盛り上がりました。
「月のウサギが将来見られなくなるのは悲しい」という意見も多かったです。
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「ダジック・アース」という教材を活用してみましたが、立体的に見える映像はインパクトもあり、導入段階での生徒の意欲をうまく引き出せたと思います。
また、太陽系の天体の比較で、青く美しい地球の環境を守ろうとする気持ちを持たせ、慣れ親しんだ月の景観の変化を想像させるのにも効果的だったと思います。

さらに、科学の最先端技術を活用した「月太陽発電ルナリング」構想について考えることで、わたしたちが便利で豊かな生活を送りながらも、将来に負の遺産をつくらないような未来をめざそうとする意識や態度が育てられたのではないかと思います。
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by Rika_Joppari | 2012-02-07 23:31 | 実験・観察・研修 | Trackback | Comments(2)

太陽の動き

中3の天文分野で、「天球上を動く、1日の太陽の動きを記録する」という実験があります。

これまで教える順番としては、
1日の太陽の動き→1日の星の動き→1年の星の動き→季節による星座の移り変わり
→季節による南中高度の違いと地軸の傾き
とやってきましたが、今年は次のように順番を変えてみました。

1日の星の動き→1年の星の動き→季節による南中高度の違いと地軸の傾き
→春分・秋分、夏至、冬至の1日の太陽の動き→季節による星座の移り変わり

透明半球を使った太陽の動きの記録は、この時期雪が降ることの多い北国では実際にやりにくい実験です。
それでも、今までは日当りのよい教室の窓辺などに置いて、休み時間ごとに記録を取らせたりしていたのですが、今年赴任した学校はそのような場所もなく、記録を取らせるのは不可能でした。

そこで今年試してみたのは、疑似太陽での記録。
このように、地球儀の上にミニ透明半球を取り付けてみました。
観測地は青森県です。
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これに、教室の中心に下げた疑似太陽の位置を天球上に記録していきます。
太陽を動かすのではなく、地球を自転方向に少しずつ動かして、サインペンの影が青森県に来るように記録をとるのです。
これは、太陽が動きは見かけの運動で、原因は地球の自転であるということを確認させるのにも効果的です。
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ここで例年と違うのは、すでに地軸の傾きを勉強しているので、冬至の日の地球の向きと、春分・秋分の日の地球の向きを考えて2通りの太陽の記録をとらせたことです。
夏至を記録させなかったのは、単に地球儀の形状の関係で透明半球を回せなかったからです(^^;

これは冬至の正午
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これは秋分の日の出
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これは秋分の日の入り
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という具合にです。
教室の照明を消して、中央の疑似太陽の光だけで、10班すべての記録が同時にとれました。
生徒の記録も案外きちんとできていて、天球上に2本の平行線が引かれていました。

この実験、結構おすすめかもしれません。
この単元がこれからという方、追実験をやってみてください。
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by Rika_Joppari | 2011-12-09 02:44 | 実験・観察・研修 | Trackback | Comments(3)

カメレオン焼きそば

先日、やきそばサミットに行ってきたばかりなのですが・・・。

今日は中和の学習の発展として、やきそば麺のかん水(アルカリ性)とソース(酸性)の中和を授業で取り上げました。
指示薬として使ったのは、ムラサキキャベツとターメリックです。
ムラサキキャベツはアントシアニン系の色素で、
アルカリ性(強)黄ー緑ー紫(中性)ーピンクー赤(強)酸性
と変化します。
ターメリックはカレー粉の黄色い色をつけるスパイスで、クルクミンという成分がアルカリ性に反応して赤色に変化します。
今日はやきそばを焼きながら、この色の変化を見て、最後にお腹も満足するという実験です。

最初はフライパンにお湯を沸かし、刻んだムラサキキャベツを入れてお湯が紫色になったところでやきそば麺を入れると、かん水のアルカリ性で麺が緑色になります。
いかにも美味しくなさそうな色ですが、これに酸性のソースを加えるとアルカリ性の性質が失われ、普通の焼きそばの色になります。

もうひとつは、お湯にほぐした麺に黄色いターメリックを振りかけると、黄色になると思いきや、なんとケチャップで味付けしたスパゲッティーのような色になります。
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これには生徒も、「おいしそ〜!」と声をあげます。
でも、実際は「うこん」の味ですから、美味しくないんですよね。

これにまたソースを加えると、オレンジ色が消えて黄色に戻ります。
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いつの間にか、こんな標本(?)をつくっている班がありました。

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「おぉーっ!、ちゃんと理科してるねー!」
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by Rika_Joppari | 2011-10-20 23:18 | 実験・観察・研修 | Trackback | Comments(0)

こんなのつくってみました

かなり雑なつくりですが、こんなものつくってみました。



全部で120枚です。
生徒用はつくるのが簡単なショート・バージョンで60枚です。

まだ改善の必要がありますが、とりあえずどうでしょうか?
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by Rika_Joppari | 2011-06-26 21:19 | 教育 | Trackback | Comments(2)

理科授業完全マニュアル

もうひとつ、本を紹介します。

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こちらは学研から、中学校理科の授業に役立つ授業本です。
新学習指導要領に沿った1時間ごとの授業展開を、詳しい説明をつけたプリントとともに掲載して、そのまま授業で使えるようにCD-ROM付きで販売されています。

私は中3の編著と中2の化学分野を担当しました。
中1から中3まで、学年ごとに1冊ずつになっています。

昨年の11月ころからめっきりこのblogの更新が滞っていたのは、この本をつくるための作業がハンパじゃなく集中していたため、かなり苦しい時期だったからでした。
それでも、こうして本になったものを手にしてみると、その辛さも半分以下に感じてしまうのですがね。

こちらもアマゾンで買えます。「最新中3理科授業完全マニュアル」

中1と中2も、よろしくお願いします。
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by Rika_Joppari | 2010-03-23 23:53 | 教育 | Trackback | Comments(2)

新刊本

新刊本を紹介します。

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この「教師の仕事 達人ブック」は、小学校の学級担任向けに書かれた本で、学級活動や授業に役立ついろいろなノウハウを、先輩教師から優しくアドバイスをするような感じでつくりました。
Q&A形式なので、いつでもすぐに手にとって、気になるところから読み始められるようになっています。
小中学校の教師6人で共同執筆しました。
もちろん、中学校の学級活動にも、十分活用できる本です。

自分自身、これを書きながら大いに勉強になりました。
小学校の先生から学ぶことって、本当にたくさんあります。
中学校の先生にも、是非読んでもらいたい本です。
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by Rika_Joppari | 2010-03-23 23:37 | 教育 | Trackback | Comments(4)

ファイヤーダンス

先日、岩手県と青森県の科学教育研究協議会(略して科教協)の合同研究会を開きました。

その中で行った、爆鳴気の実験。
50mのビニールチューブに水素と酸素を2:1の割合で充填し、放電して点火するのです。
この実験自体は、いろいろなところで何度も行っているのですが、今回はiPhoneでムービーを撮ったので、初めてYouTubeにアップロードしてみました。



この実験を準備してくれた岩手の中学校の先生は、以前授業でこれを行ったとき、乗りのいい男子生徒がいきなり上半身裸になってこのチューブをからだに巻き付けて、

「先生、いいよ〜!」

って喜んで実験に参加したことがあったそうです。
そういう生徒がいるクラスは、実験盛り上がりますね〜!
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by Rika_Joppari | 2009-11-23 16:38 | 実験・観察・研修 | Trackback | Comments(0)

いのっちクッキー

弘前市には、十腰内遺跡という縄文時代の遺跡があります。

校区であるその遺跡から、全国でも珍しいイノシシ型の土偶が出土したことから、イノシシのキャラクターは「いのっち」と呼ばれ、本校のマスコットキャラクターになっています。

先日、総合的な時間の学習で、本校の生徒が自分たちで焼いたクッキーをお土産に、学区にある施設を訪問しました。
そのときに焼いたクッキーは、この「いのっち」の型抜きクッキーでした。
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初めて見る「いのっち」クッキーに、私は感激しました。
そして、気になったのが、このクッキーの型です。
もちろん特注でつくったものだと思い、値段を尋ねてみると、なんと

2個で1万円!

ということでした。
今になって、型の方の写真を撮らなかったのを悔やんでいます(T_T)

これって、元を取るために文化祭でクッキー販売とか、できないのでしょうかね(笑)

・・・って、せこいか。
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by Rika_Joppari | 2009-07-04 22:34 | 教育 | Trackback | Comments(4)