オランダは海抜0m以下のところがほとんどで、どこに行っても運河や池、湖などの「水」が見られる国です。
滞在していた部屋で腕時計の海抜を見ると、いつも-10mを示していました。
北ホランド州とフリースランド州の間の海を締めきって、大堤防がつくられています。
これは、その堤防に設置されている地図です。
この堤防の長さ、なんと30kmもあるそうです。
一直線に延々と続く堤防の上の高速道路。
これで、まだ半分も来ていないのです。
この写真の右側の高い堤防が海側、左側の低い方が湖です。
ここで例の腕時計を見て見ると・・・
やっぱり、海水面より上でした。
こんなにとてつもない堤防を造ってしまうなんて、本当にびっくりです。
大部分は人力で石を積み上げていったのでしょうし、相当な大工事だったのだろうなと想像すると、人間の力ってものすごいと感じました。
それだけ絶えず水害に悩まされていたオランダ人の、決死の大事業だったのでしょう。
長い年月の間に、湖はもう淡水になってしまって、生態系もかなり変ってきているそうです。
ここはオランダ滞在の最終日に訪れたのですが、堤防の上のあまりの風の強さに、サングラスが吹き飛ばされてしまいました(T_T;
でもまあ、これもいい思い出かも。
・・・なんて強がってみたりして・・・。