植生調査も一段落したころ、オプションでエレファントキャンプに行きました。
タイといえばゾウに乗るというのがツアーのお決まりのようで、乗るまではアトラクションのような気持ちでいましたが、乗ってみると意外と森林の生物を間近で見ることができて、かなり満足度の高いイベントでした。
この日の午前中は、ナショナルパークの熱帯雨林を歩いたのですが、これが生物相はずっと高いところで、人の歩くような下の方にいる動物はトカゲくらいなのです。
珍しい動物は観察できず、ガッカリしていたところでした。
ところが、ゾウの背中に乗ると視線が高くなるので、下とは違った世界が見えるのです。
まず最初に出てきた昆虫はこれ!
写真でしか見たことのないジンメンカメムシです。
私たちがこれを見つけて喜んでいると、ゾウ使いのお兄さんはこれを手で捕まえてくれました。
すかさず捕獲瓶を取り出して差し出すと、そこにめでたく収まりました。
これは内緒で日本に持ち帰り、現在展翅をして乾燥していますw
このすぐ後には、こんなトカゲもおりました。
これもお兄さんが捕まえてくれましたが、これはさすがに逃がしました。
この辺りはいたるところ、このようなゴムのプランテーションが広がっています。
これもサービスの一つなのでしょう。
お兄さんは木に傷を付けて、樹液が出てくるのを見せてくれます。
実際はこのように幹の下にお椀のようなものを取り付けて、樹液を集めているようです。
樹液がちゃんとお椀に入るように、樹皮を剥いで溝を付けていますね。
ゾウの頭には硬い毛がたくさん生えていました。
ほ乳類のからだは毛に覆われているという証拠写真ですw
1本抜いて持って帰りたかったのですが、硬くて抜けませんでした(^^;
最後にご褒美にゾウにバナナをあげました。
お兄さんが直接口に入れろというので、こわごわ差し出して食べさせましたが、ゾウの口って柔らかくて気持ちよかったですよ!