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イルカ

秋田の横手では、イルカの肉を食べる風習があるということで、昨年、横手に住む知人を伝に、イルカの背骨をいただくことができました。
もちろん、骨格標本をつくるためです。

食用の部分の肉は、すべてきれいに取り除いた、ほとんど骨しか残っていない背骨ですが、長さは約150cm。
車に積んで、横手から青森まで運んできたのですが、こんなに大きくては鍋で煮ることもできません。
残っている肉や神経を取り除く作業は、自然界の分解者にゆだねることにして、このまま土に埋めたのでした。
それを埋めたのが、去年の11月の末。

そして10ヶ月以上経過した昨日、そのイルカを掘り出してみることにしました。

昨日は理科サークルの例会だったので、これを楽しみにしていたメンバーも、スコップを持ってワクワクしながら埋めた場所に向かいました。

しばらくみんなで地面を掘っていると・・・

出てきた出てきた!
包んで埋めた青いネットが出てきました。
イルカ_c0171980_19515670.jpg


なんだか、こうしてみると、ミイラみたいですね(笑)

このまま理科室の横まで運んできて、そっとネットを広げてみました。
すると、こんな感じできれいに背骨が並んでいました。
イルカ_c0171980_19544039.jpg


肉はまったくなく、臭いもなく、小動物もほとんど姿を消して、本当にきれいに骨だけが残った感じになっていました。
いや〜。うれしいですね。
これには大満足!

椎骨を順番にワイヤーを通して持ち上げると、きちんとイルカの背中の形になりました。
イルカ_c0171980_1959223.jpg


流しで土を水洗いしましたが、少々色が付いているのが気になります。
漂白したら、少しは白くなるでしょうか。
イルカ_c0171980_2014183.jpg


この骨はしばらくここに置いておいて、生徒たちにも見せようと思います。(^^)v
by Rika_Joppari | 2008-10-12 20:13 | 動物