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文化祭

今年度の文化祭が終わりました。

本校は花壇、テーマ板、壁新聞、合唱と4つのコンクールがあり、学級ごとに競い合います。
そういった共同作業を通して、仲間と協力することの大切さを学び、一緒にひとつのものをつくり上げる達成感・成就感を味わい、生徒が人として成長してくれることを、私たちは期待しています。

以前は、合唱練習でまじめに歌わない男子に女子が怒ったり、ケンカになって泣き出す子が出てきたりという場面が多々ありました。
しかし、最近はそういう場面すら少なくなっていることに、私は何かがおかしいと感じています。
つまり、生徒同士お互いのことに干渉しなくなっているのです。

同じ作品をつくる仲間が仕事をしないで遊びに行ってしまっても、咎めることもしない。
自分は割り当ての仕事をしたから、あとはどうなろうと知らない。
このような考えの生徒が年々多くなり、結局ごく少数の、責任感のある生徒だけで、残りをすべて引き受けて作品を仕上げるのです。

中学生にもなれば、このくらいのことは理解できるだろう、こういうときの人の気持ちがわかるだろう、と考えていた今までの私たちの常識は、今はまったく通用しなくなっているのです。
逆に言えば私たち大人が、もっと子どもたちの心の変化に対応して、指導や援助の方法を学ばなければならないと感じています。


これは、文化祭の閉祭式の演出で、下から徐々に体育館の天井に浮かび上がらせたメッセージです。
文化祭_c0171980_20525595.jpg


「ひとりは皆のために 皆はひとりのために」
ありきたりのことばですが、この日はこのことばがとても心に響きました。

それは、この日の朝、クラスである出来事があったからです。
しばらく学校に来れなかったひとりの生徒のために、毎朝迎えに行ってくれた生徒が数名いたのですが、この日ついに手を引っぱって、その子をクラスのみんなのところに連れてきてくれたのでした。
その子はこの日1日、クラスの仲間と、以前と同じように、楽しそうに過ごしていました。

この光景に、私はとても感動しました。
と同時に、子どもはみな、はかり知れない能力と可能性を持っているのだと再確認しました。

ガッカリさせられたり、感動させられたり、驚かされたり、考えさせられたり、これが私たちの毎日なのです。
by Rika_Joppari | 2008-10-20 21:17 | 教育